計算対策の参考書は下記の記事で紹介しています。こちらもぜひ読んでみてください!
目次
📝 この記事の内容
私はもともと勉強が得意なタイプではなく、高学歴というわけでもありません。
それでも独学で、電験二種に合格することができました。
特に二次試験の論説問題では自信を持って解答でき、手応えを持って試験を終えることができました。
この記事では、私が実際に使ってきた問題集の中から、
「これは本当に力がついた」と感じたおすすめの参考書・問題集を厳選して紹介しています。
- どんな内容なのか
- どんな人に向いているのか
- メリット・デメリットは?
といったポイントもまとめていますので、これから電験二種の合格を目指す方の参考になれば嬉しいです。
📖 おすすめ参考書・問題集ランキング【実体験ベース】
🥇 第1位:電気書院「キーワードで覚える!電験二種 二次論説問題」
論説問題対策といえばこれ!と言われるほど定番の問題集。
「キーワードで覚える!」という名前のとおり、重要なワードをしっかり押さえて、それをつなげて文章にしていくスタイルです。
論説問題は記述式なので、文章の丸暗記はとても大変です。
この本のように、「キーワード+自分の言葉」で組み立てていくことで暗記量を減らすことができます。
解説もとても丁寧で、周辺知識まで載っているので、知識を広げたい人にもピッタリの一冊です。
論説問題の重要キーワード/解答パターンの暗記
- 旧制度の論説問題・口述問題~新制度までの過去問から、重要なテーマを厳選
- 過去問のアレンジ問題やオリジナル問題も収録
- 電力管理の問題数は96問と充分なボリューム
- 各問題に対して「着眼点→キーワード→解答」という3ステップ構成
1️⃣ 着眼点:問題を解く際に注目すべきポイント
2️⃣ キーワード:解答に使うべき重要ワード
3️⃣ 解答:詳細な解説で理解が深まる!
メリット
- キーワードベースで覚えやすいので、暗記の負担が少ない
- 関連知識も掲載されている為、知識量を充分に増やすことができる
- 解説が丁寧な為、理解を深めながら、応用力も鍛えられる
デメリット
- 解答と解説が一緒になっているので、本番で書くべき内容は自分で整理が必要(実際はキーワード付近が解答の要点となることが多い)
- 解説の情報量が多い分、1問あたりの学習時間は長め
- 一部の解答が難しめの言い回しで、最初はちょっと分かりづらいかも
- 論説問題を得点源にしたい人
- 丸暗記よりも、理解を深めて応用したい人
- 知識をしっかり増やして、確実に合格したい人
🥈 第2位:電気書院「これだけシリーズ」
電験二種二次試験の参考書は、過去問ベースの問題集が多く、「基礎から丁寧に解説している参考書」はおそらくこれしかありません。
この「これだけシリーズ」は、二次試験に特化して基礎から解説してくれている数少ない一冊。二次試験のスタートはこの本で決まり!
- 基本事項の確認
- 論説問題の全体像把握
- 二次試験に特化した構成で、分野別に基本事項から丁寧に解説
- 章ごとに以下のような流れで進むので、段階的に理解が深まります。
1️⃣ 要点:基本事項の確認
2️⃣ 基本例題:穴埋め形式の問題
3️⃣ 応用問題:二次試験レベルの記述式問題
4️⃣ 演習問題:実際の過去問 - 問題の難易度も三種レベルから二次試験の過去問レベルまで幅広く掲載されており、基礎力+応用力をバランスよく身につけられます。
メリット
- 分野別に基本事項から解説しているので、二次試験の初学者に最適
- 解説が詳しくてわかりやすい
- 二次試験の過去問レベルの問題も含まれており、実践的な力も養える
- 教科書のようにも使えるため、過去問演習時の基礎確認にも◎
デメリット
情報量、演習量としてはやや物足りないと感じた
- 電験二種二次試験の論説問題をこれから始める初学者
- 基礎からしっかりと理解しておきたい人
- 二次試験の論説問題の全体像をざっと把握したい人
🥉 第3位:オーム社「完全攻略 二次試験対応」
電験二種の受験生なら、誰もが一度は目にする“王道の一冊”。みんな大好き「完全攻略」!
この「完全攻略」は、新制度の過去問を網羅している為、この一冊で効率よく現在の出題形式の過去問演習ができます。
新制度の過去問のインプット/アウトプット演習
- 平成7年~平成30年までの新制度の過去問を分野別に収録
- 分野ごとに整理されているため、出題傾向や頻出テーマが把握しやすい
- 他の参考書(例:「これだけシリーズ」「キーワードで覚える!」)と問題が一部重複しており、それらで基礎を固めた後のアウトプットにも最適
- 計算問題も掲載されているため、計算+論説の学習ができる
メリット
- 新制度の出題傾向を反映した解答パターンを体系的に学べる
- 問題が中心で、解説はコンパクトなので、テンポよく問題演習を回したい人向き(周回がしやすい)
- 解説は標準解答+α程度の内容なので、効率良く解答だけを暗記できる
- 令和以降の過去問が含まれていないので、令和の過去問を本番のシミュレーション用に取っておける
デメリット
- 解説があっさりしているため、初学者には少しハードルが高い
- 解答の丸暗記になりやすく、知識量、応用力はややつきにくい。
- 計算問題も収録されているため、「論説だけに絞りたい人」にはやや使いづらい部分もある
- 二次試験の論説問題の傾向をしっかり掴みたい人
- 論説対策にあまり時間をかけたくない人
- 過去問演習をメインに進めたい中・上級者層
📊 まとめ:電験二種二次試験 論説問題 参考書・問題集 比較表
順位 | 参考書名 | 特徴 | おすすめ度 | 向いている人 |
---|---|---|---|---|
🥇 第1位 | 電気書院「キーワードで覚える!」 | 着眼点→キーワード→解答の3ステップで解答パターンを暗記 | ★★★★★ | 論説問題を得点源にしたい人 |
🥈 第2位 | 電気書院「これだけシリーズ」 | 初学者向けに基礎から丁寧に解説。 | ★★★★☆ | 初めて二次試験に挑戦する人、基礎から固めたい人、全体像を把握したい人 |
🥉 第3位 | オーム社「完全攻略」 | 新制度の過去問を分野別に収録。インプット/アウトプットどちらにも最適 | ★★★★☆ | 傾向を掴みたい人、過去問演習中心に進めたい人、論説対策にあまり時間をかけたくない人 |
迷ったら、まずは今回ご紹介した定番の3シリーズを揃えておけば間違いありません。
私自身、この3冊を繰り返し活用することで、論説問題で自信を持って解答できるレベルまで仕上げました。「キーワードで覚える!」を軸に「これだけシリーズ」や「完全攻略」で解答パターンの幅を広げたことが大きなポイントでした。
どれも実力をしっかりつけられる良書なので、ぜひ自分に合った使い方で活用してみてください!
下記の記事ではこの3シリーズを使った学習ルートをパターン別に紹介しています。合わせて読んでみてくださいね!