目次
📝 この記事の内容
私は高学歴ではなく、勉強が得意というわけでもありませんでした。それでも独学で電験二種に合格することができました。この経験を通じて得た知識や工夫をもとに、同じ目標を持つ方々に参考にしていただける勉強法をご紹介したいと思います。
私が実際に複数の問題集で学習した経験や、二次試験を受験した体験をもとに、論説問題の特徴や具体的な勉強法を解説します。
私自身が取り組んできた勉強法の中から特に効果があったものを厳選しているので、きっと役立つはずです。
これから電験二種の合格を目指す方にとって、少しでも役立つ情報になれば嬉しいです。
🧐 電験二種二次試験の論説問題とは?特徴と対策の重要性
⚖ 計算問題との違いと論説問題が難しいと感じる理由
二次試験の計算問題は、数学や物理の問題を解く感覚に近いですが、論説問題は電力系統に関する知識が問われるのが特徴です。
計算問題については、三種に比べ問題自体の難易度が高くなるものの、基本的には電験三種の計算問題から選択肢がなくなったような形式です。三種ではマークシート方式ですが、二種ではその計算過程を解答用紙に記述する必要がある点が大きな違いといえます。
一方、論説問題は三種とは大きく異なります。三種では選択肢の中から正解を選ぶマークシート方式や穴埋め問題が主流ですが、二種では記述式となり、問われた内容に対して自分の言葉で正確に解答しなければなりません。そのため、単なる知識の有無ではなく、正しい理解と的確な表現力が求められ、難易度が格段に上がります。
このように、二次試験の計算問題と論説問題では求められる力が異なります。論説問題では、単なる暗記ではなく、問われた内容を的確に説明できるレベルまで知識を深めることが合格の鍵となります。
🚩 論説対策の重要性
機械制御では論説問題がほとんど出題されませんが、電力管理では6問中3~4問が論説問題として出題されるため、4問を選択解答する電力管理では少なくとも1問は論説問題を解く必要があります。実際、私が受験した令和6年度の二次試験では、電力管理の6問中4問が論説問題であり、そのうち論説2問を選択して解答しました。
二次試験では計算問題が特に重要であり、計算に特化した対策を行い、完答できる力をつければ論説対策をせずに合格する可能性もあります。
しかし、令和6年度のように論説問題が4問出題された場合、2問を選択して解答する必要があり、その場合、計算問題で合格点を確保するには2問とも完答しなければなりません。
また、電力管理の計算問題は、初見では解きづらいような難問が出題されることもあり、計算だけに頼るのはリスクが伴います。さらに、以下のような理由からも、論説対策をしっかり行うことで合格の可能性を高めることができます。
【論説問題の特徴】
論説問題は、完全な解答を作成するのが難しい一方で、自分の持っている知識を活かして記述すれば部分点を獲得する可能性があります。論説問題は、計算問題と比べると15分程度で解答が完了するため、余った時間を計算問題の見直しに充てることができます。この時間配分により、計算問題の正確性を向上させることができます。
【計算問題のリスクと論説問題のメリット】
計算問題では、満点を狙えるチャンスがある反面、ミスをした場合は大きく失点するリスクがあります。また、計算問題は解答の見直しにも時間を要するため、確実な解答が求められます。一方で、論説問題は満点を取ることは難しいものの、部分点を得られる可能性が高く、安定した得点源となる点で大きな利点があります。
【論説と計算問題のバランス】
試験時間を効率的に活用するためには、論説問題を先に解答し、計算問題に余裕を持たせる戦略が有効です。論説問題で必要最低限の得点を確保し、その後に計算問題をしっかりと見直すことで、より確実に完答を目指すことができます。
二次試験では、このような論説問題と計算問題の特性をしっかりと理解し、バランスを取りながら解答することが合格へのカギとなります。
【おすすめの参考書】
論説対策のおすすめの参考書は電気書院の「キーワードで覚える!」です。
📖 電気書院『キーワードで覚える!』の特徴
✅ 1. 問題数と解説が豊富で知識が定着しやすい!
収録されている電力管理の問題は96問とボリューム満点!
解答だけでなく、関連知識や補足情報も充実しているため、知識量をしっかり増やせます。
✅ 2. 新旧制度の過去問を幅広くカバー!
旧制度の論説問題や口述問題から、新制度の過去問まで幅広く網羅。
さらに、オリジナル問題やアレンジされた過去問も収録されているため、本番で応用力が発揮できます。
✅ 3. 令和6年度試験でも的中!
私が実際に受験した令和6年度の電験二種二次試験では、『キーワードで覚える!』にしか載っていない知識が多数出題されました。
他の参考書にはない問題がカバーされており、差をつける対策が可能です。
🚀 論説対策は『キーワードで覚える!』で万全に!
電験二種の論説問題は幅広い知識が求められますが、『キーワードで覚える!』は網羅性と解説の丁寧さが抜群です。
論説対策に迷っている方は、ぜひ活用してみてください!
🛤️ 合格者が実践した論説問題の勉強方法(合格までのステップ)
私自身が実践して特に効果があった学習法を厳選し、論説問題で得点する為の勉強方法を考えました。
ここでは、電気書院の『キーワードで覚える!』を使った具体的な勉強方法を紹介していきます。
📝 STEP1:問題の意図を正しく読み解こう
まずは問題文をしっかり読み、何を問われているのかを正確に把握することが大切です。
「そんなの当たり前じゃないか」と思うかもしれませんが、実際に論説問題の学習を進めていくと、意外と難しいのが“的外れな解答をしていないか”という点です。
たとえ間違ったことを書いていなくても、問題の意図を読み違えたり、求められている内容とズレた解答をしてしまうと、大きく減点される可能性があります。そのため、まずは問題の意図を正しく理解し、何を答えるべきかを明確にすることが重要です。
📝 STEP2:解答解説を読み、しっかり理解しよう
次に、解答解説を読んでしっかり理解しましょう。
『キーワードで覚える!』は、解答だけでなく解説も充実しているのが特徴です。論説問題は出題範囲が広く、覚えるべき知識も膨大なため、解答を丸暗記するだけでは対応が難しくなります。
また、論説問題は計算問題と違い、過去問と似たような問題が出題されることが少ないため、解答を暗記するだけではなく、電力系統の仕組みや関連知識をしっかり理解した上で覚えることが大切です。意味を理解して学習することで、本番の試験でも柔軟に解答できるようになります。
📝 STEP3:重要ポイントを整理し、効率的に暗記する(INPUT)
『キーワードで覚える!』は、解答と解説が一緒になっているため、自分で暗記すべきポイント(実際の試験で解答として書くべき部分)を整理する必要があります。(実際には、キーワードの周辺が解答の要点となることが多いです。)
公式解答を確認すると、『キーワードで覚える!』に書かれている解答ほど詳細な記述は求められていないことがわかります。そのため、事前に公式解答をチェックし、どの程度の記述が必要なのか目安を把握しておくと良いでしょう。
覚えるべき箇所をエクセルなどにまとめ、自分の言葉で整理する方法もありますが、私はその作業が面倒だったので、重要な部分にアンダーラインを引き、その部分を重点的に暗記しました。ただし、一字一句丸暗記するのではなく、自分の言葉で言い換えたり、意味を理解しながら覚えることを意識しました。
また、『キーワードで覚える!』には、解答だけでなく関連知識も豊富に掲載されています。特に重要だと感じた部分は、合わせて覚えるようにしました。一方で、どうしても理解が難しい箇所や、試験に直接関係のない余談のような内容は、さらっと読み流す程度にし、無理に暗記はしませんでした。
📝 STEP4:覚えたことを再現する(OUTPUT)
【具体的な学習法】
試験本番では、覚えた知識を正確に記述できるレベルまで習得する必要があります。そのため、暗記した内容を頭の中で再現できるか、または実際に口に出して説明できるかを確認しましょう。
この段階では、頭の中で知識を再現したり、キーワードを紙に書き出して、それを繋げて文章にできる状態を目指しましょう。実際に紙に解答を記述すると時間がかかるため、この段階ではスムーズに進めることを意識して、あまり時間をかけずに進行することが大切です。
特に頭の中で再現する作業は机に向かわなくても、家事をしながらやったり、通勤時間などにもできる為、おすすめです。
この確認作業を問題ごとに行い、STEP1~STEP4まで完了したら次の問題へ進むのがポイントです。人によってかかる時間は異なりますが、私の場合、1問に対してこのプロセスを完了させるのに平均で1時間ほどかかりました。
【復習をし記憶を定着させる】
また、暗記した直後は覚えていても、時間が経つと忘れてしまうものです。私はエビングハウスの忘却曲線を参考にし、**「翌日・1週間後・2週間後・1ヵ月後・2ヵ月後」**というように復習の間隔を設定しました。特に論説問題は計算問題と比べて忘れやすいため、意識的に繰り返すことが重要です。
最初は翌日や1週間後の復習時に忘れていることも多いですが、何度も繰り返すことで少しずつ記憶が定着していきます。私自身、この方法を実践し、試験当日までに『キーワードで覚える!』の内容を8割ほど習得することができました。根気よく続けることで、確実に実力をつけていきましょう。
📝 STEP5:令和の過去問で本番のシミュレーション(記述練習)
これまでに学習してきた内容を総動員し、令和時代の過去問を解くことで、実戦感覚を養います。実際に出題された問題を解くことで、弱点を見つけたり、得点力をアップさせたりすることができます。
【令和の過去問活用法】
「キーワードで覚える!」には一部令和の過去問が含まれていますが、ほとんどは平成や昭和の問題です。そのため、実力を試すために令和の過去問を使い、時間を測りながら実施することをおすすめします。
【令和の過去問で本番をシミュレーション】
令和の過去問を解く際、私は実際に問題用紙と解答用紙を印刷し、本番と同じ環境を再現して取り組みました。過去問に取り組む主な目的は以下の通りです。
- 時間配分の確認
- 問題選択の練習
- 解答用紙に記述するスキルの向上
二次試験では、問題を解くスキルだけでなく、適切に問題を選択する力や、採点者に分かりやすく記述するスキルが求められます。
過去問を本番のシミュレーションとして活用し、時間配分や記述のスキルを徹底的に鍛えることで、二次試験の本番でも力を発揮できるはずです。
【文字数制限を意識した記述練習をしよう】
最近の論説問題では「○○文字以内で述べよ」といった文字数制限が設けられることが増えています。本番の解答用紙には目盛りがついており、指定された文字数内で、採点者に分かりやすく解答を記述する力が求められます。そのため、最新の過去問を使って記述の練習をすることが重要です。
また、計算問題とは異なり、論説問題では公式解答と異なる内容を書いても部分点がもらえる可能性があります。ただし、自己採点ではどの程度点数がもらえるのか判断が難しいのも事実です。
私は自己採点の際に、公式解答と比較しながら**「自分が採点者ならどれくらい点をもらえるか?」**を考え、減点されそうなポイントを厳しめに評価するようにしていました。本番で余裕を持って合格ラインに達するためにも、できるだけ客観的かつ厳しめに採点するのがポイントです。
あくまで参考程度ですが、ChatGPTなどのAIに問題と自分の解答を入力し、「部分点がどのくらいもらえそうか?」を聞いてみるのも面白い方法かもしれません。客観的なフィードバックを得ることで、自分の記述力を磨く手助けになるでしょう。
📖 論説問題対策におすすめの参考書と活用法
私が受験した令和6年度の電験二種二次試験では、「キーワードで覚える!」にしか掲載されていない知識が多数出題されました。この参考書は、充実した解説や関連知識が掲載されており、論説問題の知識量を増やすには十分な内容になっています。「キーワードで覚える!」を満遍なく学習すれば、部分点を取れるレベルまで仕上げることが可能です。
私は「キーワードで覚える!」を中心に学習し、さらにパターンを増やすためにオーム社の**「完全攻略」や電気書院の「これだけシリーズ」**も活用しました。ただし、「キーワードで覚える!」と重複する問題は除外し、それ以外の問題を暗記する形で取り組みました。
💡各参考書の活用ポイント
✅ 「キーワードで覚える!」(電気書院)
- 解答だけでなく解説が充実しているため、理解を深めながら学習できる
- 関連知識も掲載されているので、知識の幅を広げることができる
- 過去問の類題が少ない論説問題において、知識量を増やすには最適
✅ 「これだけシリーズ」(電気書院)
- 分野ごとの基本知識が掲載されており、辞書のように調べるのにも便利
- 同じ問題でも解答が異なる場合があるため、複数の参考書を比較することで本番での応用力が身につく
- 覚えやすい表現の解答を見つけることもできる
✅ 「完全攻略」(オーム社)
- 新制度の過去問を網羅しているため、過去問演習には最適
- 過去問の類題が出ることもあるため、パターンを増やしておくと本番で対応しやすい
- ただし、論説問題では過去問の類題が出る可能性は低いため、過信しないことが重要
🎯実際の学習量と効果
私はこれら3冊に掲載されている問題を合わせて約150問(重複問題を除く)暗記しました。しかし、実際の試験ではこれらに載っていない内容の問題も出題され、完答することはできませんでした。それでも、部分点を狙えるレベルの解答ができたことで、合格につなげることができました。
論説問題は、計算問題と違って知識量が合否に大きく影響するため、「キーワードで覚える!」を軸に、余裕があれば他の参考書も活用して知識を増やすのが効果的です。
✅ まとめ:論説問題をマスターして合格に近づこう!
電験二種二次試験の論説問題は、計算問題とは異なるアプローチが必要です。「問題の意図を正しく理解する」「解説をしっかり読み込む」「効率的に暗記する」「アウトプットを重視する」「過去問で記述練習する」といったステップを踏むことで、着実に得点力を上げることができます。
試験本番で焦らず解答できるよう、日々の学習を積み重ねていきましょう!