電験三種や電験二種、そしてエネルギー管理士(電気分野)などの資格試験では、計算問題が合否を左右すると言っても過言ではありません。
私自身も受験勉強の中で何度も痛感しましたが、「電卓選び」は単なる道具選びではなく、試験対策の一部そのものです。
実は最初、100均の電卓で勉強していて失敗した経験があります…。
その後、電卓を見直したことで計算ミスが激減し、勉強効率もアップ。
結果として、電験三種から電験二種まで合格することができました。
この記事では、そんな私の経験をもとに、
✅ なぜ電卓選びが重要なのか?
✅ どんな機能を重視すべきか?
✅ 実際に使って合格につながったおすすめの電卓
について詳しく解説します!
目次
電験三種・二種・エネ管において「電卓選び」は超重要!その理由とは?
電験やエネ管では電卓選びが超重要です。
その理由は以下の2つです👇
- 試験での計算スピードと正確さが合否を左右する
- 普段の学習効率にも大きな差が出る
試験での計算スピードと正確さが合否を左右する
電験三種や電験二種、エネルギー管理士(電気分野)といった資格試験では、計算問題が非常に多く出題されます。しかも、その一つひとつの計算が決して簡単ではなく、計算量もそれなりに多いのが特徴です。
そのため、時間との勝負になる場面が多く、少しの計算ミスや時間のロスが致命的になることも珍しくありません。試験においては、スピーディーかつ正確に計算をこなせるかどうかが、合否を分ける重要なポイントになります。
この“スピード”と“正確さ”を支えてくれるのが、実は「電卓」なんです。どんな電卓を使うかによって、計算のしやすさや効率は大きく変わってきます。
普段の学習効率にも大きな差が出る
電卓は試験本番だけでなく、普段の学習でも毎日のように使う道具です。特に、何十回、何百回と繰り返す計算練習では、操作性の良し悪しや機能の使いやすさが学習効率に直結します。
たとえば、ルート計算やメモリー機能などが使いやすいかどうか。キーの配置が直感的で、手元を見ずに操作できるかどうか。こうした細かい使い勝手の違いが、積み重なると大きな差になっていきます。
私自身、使いにくい電卓から買い替えたことで、計算のスピードもミスの減り方も大きく変わったと実感しています。
【経験談】電卓選びに失敗!新しい電卓に変えた経緯
ここでは私が電卓選びに失敗して後悔した理由と、新しい電卓に変えた経緯をお話します。
最初は間違った電卓を選んで後悔…
電験の勉強を始めたばかりの頃、私は「開平(√)さえできれば何とかなるだろう」と思って、近所の100均で買った電卓を使っていました。
今思えば、これが完全に間違いでした…。
使ってみるとすぐに気づいたのですが、キーの押し心地が非常に悪くて、軽く押しただけでは反応してくれません。しかも、キーの反応も鈍くて、ちょっと速く入力すると数字が抜けてしまう。もう一度打ち直す羽目になることも何度もありました。
電験やエネルギー管理士の試験では、時間との戦いの中で正確な計算を素早くこなす力が求められます。ところが、この電卓ではどう頑張ってもスピードが出せず、ミスが増えるたびにイライラが募る一方でした。
「せっかく解き方は分かっているのに、電卓のせいでミスる…」
そんなストレスが続いていたんです。
電卓を変えてから劇的に変わった!
さすがに限界を感じて、思い切って評判の良い電卓に買い替えました。
これが本当に大正解でした。
まず驚いたのが、キーの反応速度と押しやすさ。指が動くスピードにしっかりついてきてくれるので、テンポ良く計算を進めることができます。キーの配置も直感的で、よく使う√や+、-、÷、×、=などが自然と手に馴染みました。
何より、ストレスなく計算ができるようになったことが大きかったです。ミスが減り、スムーズに問題が解けるようになったことで、勉強のモチベーションも上がりました。
この経験から、私は声を大にして言いたいです。
電卓選び、マジで大事です!
電験・エネ管に最適な電卓の選び方|4つのチェックポイント
ここでは電験やエネ管に最適な電卓を選ぶ際の4つのチェックポイントを解説します。
✅ 電卓選びでチェックすべきポイント
- 開平(√)やメモリー機能があるか
- 桁数表示や液晶の見やすさ
- 操作感(キーの反応・押しやすさ)
- 試験センターの使用条件を満たしているか
開平計算(√)やメモリー機能(M+、M-、MRC)があるか
電験やエネルギー管理士の試験では、開平(√)の計算が必要になる問題が頻出です。実際に、試験センターや受験票にも「開平機能付きの電卓を使ってください」と明記されていますので、√キーがあるかどうかは絶対にチェックしておきたいポイントです。
さらに、電卓の**メモリー機能(M+、M-、MRC)**も非常に便利です。特に電験二種の二次試験では、計算量が多くて結果の桁も大きくなるため、メモリー機能があると計算ミスを防げる上に、作業効率も大きくアップします。
実際、私も最初はメモリー機能を使っていなかったんですが、途中からその便利さに気づいて使い始めたところ、一気に計算が楽になって、時間にも余裕ができるようになりました。
ちなみに電験三種やエネ管ではメモリー機能は使いませんでしたが、二種の二次試験では使ったほうが絶対にいいです!
詳しいことは、下記の記事で紹介していますので、興味がある方はぜひこちらもチェックしてみてください👇
また、意外と便利なのが**「桁下げ機能(▶)」**です。入力ミスしたときに、全てをクリアせず、1文字ずつ削除できるので、特に焦りやすい試験中には重宝します。
こういったちょっとした機能の有無が、計算のしやすさに直結し、合否を左右するレベルで差が出るんですよね。
桁数表示や液晶の見やすさ
もう一つ、見落としがちだけど大切なのが**「表示桁数」と「液晶の見やすさ」**です。
電験の計算では、6600などの大きな数字を2乗する計算が多発するので、桁数が大きくなります。このとき、電卓の表示桁数が少ないとオーバーフローして途中で計算できなくなることも。
私の経験では、12桁表示の電卓なら電験二種の二次試験でも問題なく対応できました。12桁でオーバーフローしてしまう場合は、そもそもの計算方法に問題がある可能性も高いです(笑)
また、液晶画面が暗くて見づらいと、桁を読み違えてミスすることもあります。意外と見落とされがちですが、表示のクリアさは地味に大事ですよ!
操作感(キーの反応・押しやすさ)
これは私自身が身をもって痛感したことですが、電卓のキーの反応や押しやすさって、想像以上に大事です。
電験やエネ管の計算問題では、まさに**“電卓を叩きまくる”ような感覚**で連続して操作する場面が多々あります。そのときにキーの反応が鈍かったり、軽すぎて押し間違えたりすると、それだけでストレスになりますし、ミスも増える原因になります。
実際、私も最初は100均の電卓を使っていましたが、キーの反応が悪くてイライラしっぱなしでした。そこから使いやすい電卓に買い替えたら、操作感がスムーズで、計算のテンポも格段にアップしました。
また、電卓は試験だけでなく、毎日の学習でも頻繁に使う道具なので、操作性が良いだけで学習効率にもかなり差が出ます。
試験会場での使用制限に注意!
最後に忘れてはいけないのが、試験会場で使える電卓には制限があるという点です。
たとえば、プログラム機能や関数機能、印刷機能付きの電卓は使用禁止。試験監督が実際にチェックするので、基準に合わない電卓を持ち込んでしまうと、試験中に使用できず、大きなリスクになります。
試験では、四則演算、開平計算(√)を行うための電卓を使用することができます。ただし、次の電卓は使用できません。使用した場合は、不正行為となりますのでご注意ください。
- 数式が記憶できる電卓
- 関数電卓
- 印字機能を有する電卓
電卓の使用に際しては、音を発することはできません。
なお、試験問題によっては、開平計算(√)が必要になりますので、開平機能付きの電卓を使用するようにしてください。また、電卓の貸与はありません。
📚 使用可能な電卓について(一般財団法人 電気技術者試験センター)
試験対応電卓かどうかを事前に必ず確認しておきましょう。私も購入前にしっかり調べてから買いました。
【実機レビュー】合格者が選んだおすすめ電卓はこれ!
私が電験三種からエネルギー管理士、そして電験二種の二次試験までフル活用したのがこちらの電卓👇

CASIO「MW-12GT-N」
これは私が買ってから最後までずっと使い続けた電卓でもあります。
実際、試験会場でも同じ機種を使っている人がかなり多かったので、間違いない選択だと思います。
むしろ電験用の電卓?くらいにみんな使っていました(笑)
「どれを選んだらいいかわからない…」という方は、まずこれを選んでおけば安心です!
ちなみに私は念には念を入れて、試験中に電池切れが起きた時のために2台持ちしてました(笑)
(実際には1台で全く問題ありませんでしたが、精神的なお守り的な意味でも持っててよかったです)
CASIOのMW-12GT-Nを選んだ理由
電験三種用の電卓を探していたときに、ネットでいろいろと評判を調べた結果、この電卓がよく紹介されていて、価格も手頃だったので購入してみました。
実際に使ってみたら、想像以上に使いやすくて、「これは当たりだ!」と思いました。
そのまま電験三種からエネ管、そして電験二種の二次試験まで、ずっとお世話になりました。
実際の試験や勉強で感じたメリット・デメリット
実際に使用して感じたメリット
- キー操作がとにかくスムーズで反応が良い!
電卓を叩くスピードにちゃんとついてきてくれるので、勉強中でもノンストレスでした。 - 液晶表示が大きくて見やすい!
計算ミスを防ぐためにも、見やすさは大事です。 - 電験三種・エネ管だけでなく、電験二種二次試験でも大活躍!
メモリー機能(M+、M-、MRC)が搭載されているので、複雑な計算でもミスなくスピーディに対応できます。 - 12桁表示で大きな数の計算も安心!
電験二種二次試験では桁数が大きくなりやすいですが、この電卓ならオーバーフローすることはまずありませんでした。
実際に使用して感じたデメリット
正直、使っていて特に不満に感じた点はありませんでした。
価格の割に機能も十分で、合格までしっかりサポートしてくれた頼れる相棒です。
おすすめ度:★★★★★(5段階)
この電卓があったからこそ、私は安心して試験に臨むことができました。
これから電験やエネ管に挑戦する方には、ぜひ自信を持っておすすめしたい一台です!
【補足紹介】電卓の活用法を極めたい方へ
電験用に電卓の活用法を詳しく解説した書籍も販売されているようです。
私自身はこの本の存在を電験二種二次試験直前に知ったため購入しませんでしたが、効率アップにつながるテクニックや裏技的な使い方が紹介されているかもしれません。
「もっと電卓を使いこなしたい!」という方は、ぜひチェックしてみてください👇
電気書院「Takuma先生の電験電卓講座 -電験1・2種編-」
電気書院「Takuma先生の電験電卓講座 -電験3種編-」
まとめ|電験・エネ管における電卓選びは“合否を分ける”と言っても過言じゃない!
電験三種や電験二種、エネルギー管理士(電気)など、計算問題が多くスピードと正確さが求められる試験では、「どんな電卓を使うか」が本当に重要です。
私自身、最初は適当に選んだ電卓で失敗し、途中で買い替えてからは計算スピードと精度が格段にアップしました。
特に今回紹介した**CASIO「MW-12GT-N」**は、価格・機能・操作性すべてにおいてバランスが良く、私の合格を支えてくれた1台です。
試験は準備の質で結果が変わります。
「試験本番で力を出し切れる道具選び」も立派な戦略の一つです。
合格を目指すあなたの力になれるよう、私の経験が少しでも参考になれば嬉しいです!