📝 この記事の内容
論説問題は とにかく暗記量が膨大 です。 二次試験は記述式なので、理解するだけでは不十分 で、 記述できるレベルまでしっかり暗記する必要があります。
📌 マークシート方式との違い
- マークシート方式なら、 なんとなく覚えていたり、内容を理解していれば、選択肢から推測して正解できる こともあります。
- しかし、 記述式では内容を理解するだけでは不十分。 正確に記憶し、それを文章として書けるレベルにすることが必要 です。
- キーワードが与えられていれば、それを手がかりに思い出せますが、 なかなかキーワードが出てこない のが難しいところです。(私自身これが苦労しました)
このように同じ論説問題でもマークシート方式と記述式では暗記にかかる時間がまったく違います。記述式は特に、しっかり内容を理解し、自分の言葉で再現できるようにしておく必要があるため、正直かなり根気がいります。何度も繰り返さないと定着せず、心が折れそうになることもありました。
そこで私は、少しでも効率よく暗記するために、自分なりに工夫を加えた暗記法を取り入れました。
この方法を実践したおかげで、参考書『キーワードで覚える!』の内容も8割ほど習得でき、本番の試験でも自信を持って解答することができました。
これから紹介する方法が、少しでもみなさんの暗記の助けになれば嬉しいです!
🧐 電験二種二次試験の論説問題とは?特徴と対策の重要性
⚖ 計算問題との違いと論説問題が難しいと感じる理由
二次試験の計算問題は、数学や物理の問題を解く感覚に近いですが、論説問題は電力系統に関する知識が問われるのが特徴です。
計算問題については、三種に比べ問題自体の難易度が高くなるものの、基本的には電験三種の計算問題から選択肢がなくなったような形式です。三種ではマークシート方式ですが、二種ではその計算過程を解答用紙に記述する必要がある点が大きな違いといえます。
一方、論説問題は三種とは大きく異なります。三種では選択肢の中から正解を選ぶマークシート方式や穴埋め問題が主流ですが、二種では記述式となり、問われた内容に対して自分の言葉で正確に解答しなければなりません。そのため、単なる知識の有無ではなく、正しい理解と的確な表現力が求められ、難易度が格段に上がります。
このように、二次試験の計算問題と論説問題では求められる力が異なります。論説問題では、単なる暗記ではなく、問われた内容を的確に説明できるレベルまで知識を深めることが合格の鍵となります。
🚩 論説対策の重要性
機械制御では論説問題がほとんど出題されませんが、電力管理では6問中3~4問が論説問題として出題されるため、4問を選択解答する電力管理では少なくとも1問は論説問題を解く必要があります。実際、私が受験した令和6年度の二次試験では、電力管理の6問中4問が論説問題であり、そのうち論説2問を選択して解答しました。
二次試験では計算問題が特に重要であり、計算に特化した対策を行い、完答できる力をつければ論説対策をせずに合格する可能性もあります。
しかし、令和6年度のように論説問題が4問出題された場合、2問を選択して解答する必要があり、その場合、計算問題で合格点を確保するには2問とも完答しなければなりません。
また、電力管理の計算問題は、初見では解きづらいような難問が出題されることもあり、計算だけに頼るのはリスクが伴います。さらに、以下のような理由からも、論説対策をしっかり行うことで合格の可能性を高めることができます。
【論説問題の特徴】
論説問題は、完全な解答を作成するのが難しい一方で、自分の持っている知識を活かして記述すれば部分点を獲得する可能性があります。論説問題は、計算問題と比べると15分程度で解答が完了するため、余った時間を計算問題の見直しに充てることができます。この時間配分により、計算問題の正確性を向上させることができます。
【計算問題のリスクと論説問題のメリット】
計算問題では、満点を狙えるチャンスがある反面、ミスをした場合は大きく失点するリスクがあります。また、計算問題は解答の見直しにも時間を要するため、確実な解答が求められます。一方で、論説問題は満点を取ることは難しいものの、部分点を得られる可能性が高く、安定した得点源となる点で大きな利点があります。
【論説と計算問題のバランス】
試験時間を効率的に活用するためには、論説問題を先に解答し、計算問題に余裕を持たせる戦略が有効です。論説問題で必要最低限の得点を確保し、その後に計算問題をしっかりと見直すことで、より確実に完答を目指すことができます。
二次試験では、このような論説問題と計算問題の特性をしっかりと理解し、バランスを取りながら解答することが合格へのカギとなります。
【おすすめの参考書】
論説対策のおすすめの参考書は電気書院の「キーワードで覚える!」です。
📖 電気書院『キーワードで覚える!』の特徴
✅ 1. 問題数と解説が豊富で知識が定着しやすい!
収録されている電力管理の問題は96問とボリューム満点!
解答だけでなく、関連知識や補足情報も充実しているため、知識量をしっかり増やせます。
✅ 2. 新旧制度の過去問を幅広くカバー!
旧制度の論説問題や口述問題から、新制度の過去問まで幅広く網羅。
さらに、オリジナル問題やアレンジされた過去問も収録されているため、本番で応用力が発揮できます。
✅ 3. 令和6年度試験でも的中!
私が実際に受験した令和6年度の電験二種二次試験では、『キーワードで覚える!』にしか載っていない知識が多数出題されました。
他の参考書にはない問題がカバーされており、差をつける対策が可能です。
🚀 論説対策は『キーワードで覚える!』で万全に!
電験二種の論説問題は幅広い知識が求められますが、『キーワードで覚える!』は網羅性と解説の丁寧さが抜群です。
論説対策に迷っている方は、ぜひ活用してみてください!
🧠 合格者が実践した効率的な暗記方法
💡 理解を伴った暗記をしよう
電験二種の二次試験に出題される論説問題は、とにかく覚える量が多く、すべてを丸暗記するのは現実的ではありません。だからこそ大切なのが、
理解して覚えること
理由や仕組みをセットで覚えることで、記憶の定着が格段に良くなります。
例:「地中配電系統のメリット・デメリット」を覚えるとき
地中配電系統の「配電線が地中にあるという特徴」をしっかり理解しておけば、メリット・デメリットも自然と頭に入りやすくなります。
✔ メリット
- 配電線が地中にあるため、雷や風雨・雪などの自然災害の影響を受けにくい
→ 信頼性が高い - 配電線が地中にあるため、車両や飛来物との接触もほぼない
→ 事故のリスクが低い - 電柱が不要なので、道路や歩道を有効活用できる
✔ デメリット
- 地中に埋設する工事が必要なので、建設費が高い
(工事のイメージを思い浮かべると納得しやすいですね) - 地中にあるため、事故が起きた際の発見や復旧に時間がかかる
- 地中にあるため、新たな配線の新設・増設がすぐにできない
→ 柔軟な対応が難しい
このように、単なる文章の丸暗記ではなく「なぜそうなるのか?」をセットで理解しておくと、関連付けて覚えることができ、試験本番でも思い出しやすくなります。
丸暗記に頼るのではなく、意味をしっかり理解しながら学習することを心がけましょう!
✏️ 自分の言葉で覚えやすく言い換えよう
論説問題を勉強していると、「キーワードで覚える!」のような参考書には、少し堅苦しくて難しい表現がよく出てきますよね。
もちろん、正確な用語を使うのは大事ですが、そのままだと覚えにくい…という場合は、自分なりにわかりやすく言い換えるのもアリです。
大事なのは「人に説明するなら、どう伝えるか?」を意識すること。「要するにこういうことでしょ」と自分が腑に落ちる言葉で覚えておくと、本番でも思い出しやすくなります。
具体例:「微風振動」について
参考書の記述(一部抜粋):
「比較的軽い電線が、電線と直角方向に毎秒数m程度の微風を一様に受けると、電線の背後に空気の渦(カルマン渦)が生じ、これにより、電線に生じる交番上下力の周波数が電線の固有振動数の一つと一致すると、電線が定常的に上下に振動を起こす。この振動が長年月継続すると電線が疲労劣化し、クランプ取り付け部の電線支持点付近で断線することがある。」
…交番上下力??正直、読むだけで疲れますよね(笑)
✅ これを自分の言葉で言い換えると?
電線に微風が当たると、電線の後ろに空気の渦(カルマン渦)ができて、電線が上下に揺れ続ける。この振動が長く続くと、電線が劣化して断線することがある。
これくらいシンプルに言い換えても、内容はきちんと伝わりますよね。
論説対策では、「理解していることを自分の言葉で説明できるか」が大事な視点になります。言葉づかいよりも、「伝える力」や「理解の深さ」が伝わるかを意識して勉強してみてくださいね!
🗝️ キーワードを中心に覚えるのが効率的!
参考書『キーワードで覚える!』の名前の通りですが、論説問題を勉強するときは**「キーワードを押さえること」**がとても効果的です。
論説の模範解答は、文章が長くてそのまま丸暗記するのはかなり大変…。
そこでおすすめなのが、
「キーワード+自分の言葉」で覚える方法
- まずは重要なキーワードだけをピックアップして覚える
- 覚えたキーワードを自分なりの言葉でつなげて文章にする
- 意味を理解していれば、自然と文章にできる
たとえば、こんな感じ!
微風振動について、「電線」「カルマン渦」「上下振動」「疲労劣化」「断線」などのキーワードを覚えておけば、
あとは自分の言葉でこんなふうに表現できます。
微風が電線に当たると、電線の後ろにカルマン渦ができて上下に揺れ続ける。この振動が長く続くと、電線が疲労劣化して断線することがある。
難しい用語や長文を丸暗記するよりも、はるかに覚えやすいですよね。
過去問の類題が少ない論説対策では、「完璧な文章を再現する」よりも、「理解して、伝えられる」ことの方が大切です。
キーワードを軸に、自分なりの言葉で表現できるようにしておくと、試験本番でも焦らずに対応できますよ!
🧠 アウトプットと「間隔を空けた復習」を重視しよう
論説問題は計算問題と違って、暗記が中心になるため、どうしても時間が経つと忘れてしまいやすいです。
だからこそ、論説対策では特に「復習の質」と「タイミング」が大事!
✅ 復習のタイミングは“忘れかけ”がベスト!
記憶には「エビングハウスの忘却曲線」という有名な理論があります。これは、人は覚えたことをどんどん忘れていくという実験データに基づいたもの。
この理論を活かすには、以下のような方法がおすすめです:
- 復習の間隔は、定着度に合わせて少しずつ広げる
- 「ちょうど忘れそうな頃」に思い出すのが最も効果的
- 最初は翌日、その次は1週間後、1か月後…というように間隔を広げて復習
💡 覚えるより“思い出す”ことが大切
覚えた内容を「思い出す」こと、これが記憶定着のカギです。
この“思い出す作業”はアクティブリコールと呼ばれていて、科学的にも非常に効果的とされています。
脳をしっかり使うため、インプットよりもアウトプットのほうが記憶に残りやすいんです。
🧠 アクティブリコールの活用法(私の体験)
私は机に向かっての復習だけでは時間が足りなかったので、日常のスキマ時間を活用してアウトプットしていました。
こんな感じでやってました👇
- 家事をしながら
- お風呂に入りながら
- ドライヤー中
- 職場での移動中(※安全には注意!)
やり方は簡単で、
- 家事やお風呂に入る前に問題文を読んでおく
- 問題文を頭に入れた状態で、上記作業中に頭の中で解答を再現する練習をする
これだけで、机に向かわなくても論説問題の復習ができます。
🔁 実際に行った「復習の間隔」
私はこんな感じで復習の間隔を設定していました👇
- 1回目:覚えた翌日
- 2回目:1週間後
- 3回目:1か月後
- 4回目:2か月後
最初はすぐ忘れてしまいましたが、何度も繰り返すことで、解説を見ればすぐに思い出せるレベルに。最終的には、文章まるごと覚えてしまうほど定着しました(笑)
✅ 記憶力より「工夫」が大事!
私は特別に記憶力が良いわけではありません。それでも、工夫して復習を重ねることで、しっかり記憶を定着させることができました。
暗記に苦手意識がある方こそ、「間隔を空けた復習」と「アウトプット」を意識してみてください。地道ですが、確実に成果が出る方法です!
📚 同じような問題はまとめて覚えるのがコツ!
論説問題をたくさん解いていると、「これ、前に見た問題と内容がほとんど同じじゃない?」というような似た内容の問題に何度も出会うと思います。
でも、模範解答をよく見ると...
・使われている言葉が微妙に違ったり
・違う角度から説明されていたり
と、**一問ずつ丸暗記するのはキツイ!**ということも。
✅ 効率よく覚えるためのポイント
- 似たテーマの問題は“まとめて”覚える → 内容がほぼ同じなら、共通する部分を自分なりに整理して覚える
- 丸暗記より“意味を理解する”ことが大事 → 表現が違っても、意味が分かっていれば自分の言葉で書ける
- エクセルやノートにまとめる → 同じような問題をセットにして、共通点や違いを一緒に記録すると記憶に残りやすい
🎯 覚える箇所は“絞る”のが効率的!
最初に「理解の伴った暗記が覚えやすい」とお伝えしましたが、すべてを完璧に覚えようとする必要はありません。
特に、意味がよくわからない部分やどうしても覚えづらい内容に関しては、無理に詰め込まなくても大丈夫です。
✅ 効率的な覚え方のポイント
- 参考書の内容を全部覚えようとしなくてOK!
→ 参考書には「特徴・長所・短所」がたくさん載っていますが、実際の試験で問われるのは2~3個程度。 - 優先すべきは“理解しやすくて覚えやすいもの”
→ 試験で使いやすく、思い出しやすい内容を中心に暗記するのがベスト。 - 覚えにくいもの・意味不明なものは無理に詰め込まない
→ 私も実際に、意味がピンとこない部分やあまり重要でなさそうな部分は、思い切ってスルーしていました。
例えば、私は論説問題の解答を丸暗記するのではなく、重要な部分だけをピックアップして覚えるようにしていました。実際には、下の写真のように覚えるべきポイントにアンダーラインを引いたりして、メリハリをつけて暗記していました。
また、太陽光発電の特徴に関しては、全部で11個もありましたが、正直すべてを覚えるのは大変です。そこで私は、☆マークをつけた6つの特徴だけを優先的に暗記しました。(この6つは本文中でも太字になっていて、重要度が高そうだったので)
こうすることで、覚える量を無理なく減らしつつ、試験に出やすいポイントに集中できたので、効率よく勉強を進めることができました。

「全部覚えなきゃ!」と頑張りすぎると、かえって頭がパンクしてしまいます。
優先順位をつけて、“覚えるべきポイント”を絞ることが、合格への近道です!
🔎 共通している特徴に注目して覚える
論説問題では、それぞれの発電方式や設備に特徴がありますが、中には**「共通している特徴」**もたくさんあります。
たとえば、太陽光発電や風力発電といった自然エネルギーを使う発電方式には、次のような共通点があります。
✅自然エネルギー発電の共通する特徴
- クリーンな発電方式(CO₂を排出しない)
- 発電コストが高め
- 枯渇しないエネルギーを利用
- エネルギー密度が小さい
- エネルギー変換効率が低い
- 発電が天候や自然条件に左右されやすい
これらは、太陽光発電・風力発電などに共通する特徴なので、まずはこの“共通項”をまとめて覚えてしまいましょう!
そして、あとは各発電方式にしかない固有の特徴だけを覚えればOKです。
このように、似ているもの同士の“共通点”を先に覚えてしまうと、暗記がぐっとラクになります。
効率的に覚えたい方にはとてもおすすめの方法ですよ!
🔄 「真逆」の現象は片方だけ覚えればOK!
理系の勉強では、「ある現象の逆パターン」もよく出てきますよね。
でも、実は片方の流れをしっかり理解して覚えておけば、逆はそのまま“反転”するだけなんです。
✅ 例:BWR(沸騰水型原子炉)の出力制御
BWRでは、中性子吸収材が充填された制御棒を使って出力をコントロールします。
制御棒を原子炉内に挿入する場合
- 制御棒に吸収される中性子が増える
- 核分裂反応が減る
- 原子炉の出力が下がる
制御棒を原子炉内から引き抜く場合
- 制御棒に吸収される中性子が減る
- 核分裂反応が増える
- 原子炉の出力が上がる
このように、挿入と引き抜きは真逆の動きです。
つまり、どちらか一方の流れを覚えてしまえば、もう一方は逆として覚えればOK!
暗記が大変な論説問題では、「逆の現象」はおいしい暗記ポイント。
無理に両方覚えようとせず、理解+逆パターンで効率的に攻略していきましょう!
✅まとめ:効率的に暗記して論説問題で得点アップ
今回は、私が実際に実践した論説問題の効率的な暗記法を8つ紹介しました。
内容的には、すでに「当たり前」と感じる部分もあるかもしれませんが、実際にアウトプットを取り入れたり、復習のタイミングを工夫することで、記憶の定着が大きく変わります。さらに、暗記量を減らす工夫をすることで、効率よく学習できるはずです。
論説問題で得点できるように、ぜひこれらの方法を試してみてください!
効率的な暗記を実践して、少しでも楽に試験勉強を進められるよう応援しています!